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毛馬胡瓜けまきゅうり(5月〜8月)
大阪市都島区毛馬町が起源とされる半白系の黒いぼきゅうり。収穫適期には多少黄色気味となる。果実は歯切れが良く、奈良漬けに重宝される。昭和十年代には、原種そのものの栽培はほとんどなくなったが、品質が良いことからこれを花粉親とした一代雑種の大仙節成二号×大仙毛馬一号(二号毛馬)や大仙節成四号×大仙毛馬一号(四号毛にとって代わっていった。原種の毛馬胡瓜は、食べた時の歯触りがパリパリとし、胡瓜の香りが良い。 |

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玉造黒門越瓜たまつくりくろもんしろうり(7月〜8月)
大阪城の玉造門が黒塗りの門であったことから、黒門という名が生まれ、城の東側を流れている猫間川に架かっていた大阪最初の石橋のことを、黒門橋と呼んでいた。そして、この辺りで作られていた瓜のことを玉造黒門越瓜と呼ぶ。一般に、くろもんと呼ばれ、果実は長大で、糟漬けしておいしかったことから名産となった。
高槻市の塚脇地区で昔から作られている服部越瓜は、果実が淡緑白色で淡い白縞があり奈良漬け用として品質が優れている玉造黒門越瓜の農家での生産は皆無となるものの、種子は種苗店で販売されてきた。 |

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勝間南瓜 こつまなんきん(7月〜9月)
大阪市西成区玉出町(旧勝間村)で生まれた伝統品種。江戸時代の万延元年(1860)に、勝間村の庄屋他百姓代らが天満の青物市場問屋年行司あて、野菜七品種に限り同村内での『立ち売り許可願』を申し出ており、その中に『南京瓜』が記載されていたことから、このかぼちゃのことを勝間南瓜と呼んだものと考えられる。昭和十年代に途絶えた品種であるが、平成十二年に木津市場の石橋明吉氏が、和歌山の農家で種子を探し当て、今、甦りつつある。
現在、西成区の生根神社の「勝間南瓜祭」でももちいられている。 |

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水茄子みずなす(5月〜10月)
室町時代に書かれたとされる庭訓往来に澤茄子と記載されていることから、貝塚市の澤地区が発祥と考えられる。泉南地区に限定され消費されていた在来品種で、浅漬けにすると最高である。当時の水茄子の皮は、淡い赤紫色で、ぬか漬けにすると褐色に変化するため、味は素晴らしかったが、見た目が悪いことから、昭和の初めにデパートで試販売したが売れなかったそうである。その後、水茄子の一系統である、皮が濃い紫色の絹茄子が昭和30年頃より増えていった。
現在、水茄子漬けは、平成7年に大阪Eマーク認証1号商品となり、全国展開中である |

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鳥飼茄子とりかいなす(8月〜9月)
摂津市鳥飼地区で生まれた丸なすで、天保7年に『鳥養茄子』の資料が存在する。大正から昭和初期にかけ、旧鳥飼村全域で栽培が行われ、最盛期には中央市場に出荷され好評であった。京都の加茂茄子に似た特性で、皮が柔らかく、果肉が緻密で煮くずれがしにくい。
戦時中、栽培は途絶えていたが、摂津市の辻幸太郎が復員後、保存していた種子から栽培を再開する。現在摂津市では、辻氏に苗作りを委託し、市民農園利用者、一般市民等に苗を無償で配布し、栽培を奨励している。 |

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貝塚の馬場茄子(6月〜9月)
岸和田の水なすの原種とされる。 |

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田辺大根たなべだいこん(11月〜翌4月)
現大阪市東住吉区の特産である。天保7年の『名物名産略記』に記載があり、白あがり京大根とねずみ大根との交雑後代ではないかとされている。明治時代の田辺大根は、短根で縦横がほぼ同長のものであったが、次第に長型に淘汰改良され、昭和25年頃に発生したウィルス病のため、新しい品種にとって代わってしまった。その後、昭和62年の大阪市農産物品評会で本品種を発見し、出品者の岡田清氏から種子を譲り受けて以来、当所で維持保存している。 |

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守口大根もりぐちだいこん
本市の伝統野菜である「守口大根」が、8月29日に大阪府の「なにわの伝統野菜」に認証されました。「守口大根」は、長さ1m以上、長いものでは2m近くにもなる世界一長い大根で、主に、漬け物として食されます。現在は、愛知県・岐阜県の木曽川沿いで栽培され「守口漬」として販売されています。16世紀ごろから20世紀初頭まで大阪市から守口市の淀川沿いで栽培され、その後宅地化等で大阪府内での栽培は途絶えていましたが、この程、守口都市農業研究会が守口市での復活に向けて取り組んでいます。
◎守口大根の由来
豊臣秀吉が、守口の地で長大根の「香の物」を食し大いに賞賛し、その名を「守口漬」と命名したことから、「守口大根」と呼ばれるようになったと伝えられています。守口大根の栽培の歴史は古く、大阪城が築城される以前から(16世紀ごろ)、淀川沿いの大阪天満宮付近や長柄、橋寺付近に栽培地が点在しており、当時の一寒村であった守口の中洲(外島、狼島、土居)で栽培されていたが、大阪城が築城(1583年)され城下町の発展とともに付近の市街化が進み、江戸時代後半にはこの付近の長大根の栽培は消滅した。現在は、愛知県・岐阜県の木曽川沿いで栽培されている。 秀吉は、築城したばかりの大阪城と京とを往復する折に、淀川沿いの寒村守口の地で休息をとり、この長大根を用いた家伝の「香の物」を献上したところ、秀吉はその風味が格別で大いに賞賛し、その名を「守口漬」と命名したことから、後に守口大根と呼ばれるようになったと伝えられている。
(大阪府守口市ホームページより引用) |
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大阪四十日大根おおさかしじゅうにちだいこん(12月)
来歴は明確ではないが、『成形図説』の『景山』、『清水』、台湾の『材件』あるいは豊中市庄本町付近で栽培されていた『椋橋大根』のいずれかが前身とされる。成長につれて湾曲する性質があり、類似品として『本庄返り』と『難波返り』がある。前者は子葉が大きく胚軸が純白でよく伸びることから、かいわれだいこん用として砂地地帯でハウス栽培されている。
現在、正月の雑煮用大根として、その生産があるとともに、かいわれだいこんの生産に用いられている。 |
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天王寺蕪てんのうじかぶら(11月〜翌4月)
大阪市天王寺区が発祥の伝統野菜である。切れ葉と丸葉のタイプがあり、根身は扁平である。地上に浮き上がるため、『天王寺浮きかぶら』とも呼ばれる。
『名物や薫の中の天王寺』と薫村に詠まれているほどであり、『摂陽郡談』、『毛吹草』、『和漢三才図会』、『成形図説』などにも記述がのこる。野沢菜の原種とする言い伝えもある。
現在、河南町、千早赤阪村、堺市、大阪市で試験栽培するとともに、『天王寺かぶら浅漬』が、平成13年に大阪府
Eマーク認証となる。 |
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金時人参きんときにんじん(12月〜翌3月)
難波、木津、今宮方面の特産であったが、食生活や嗜好の変化および需要の周年化から欧州系の人参におされ気味である。お正月料理になくてはならない品種であり、泉州地域に約2haの栽培がある。
現在、大阪市内産の金時人参はほとんどが途絶えた状況となっているが、4〜5軒の農家が農産物品評会出品用、自家消費用として生産に努めている。 |
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石川早生いしかわわせ(10月〜翌2月)
聖徳太子が磯長村(現南河内郡太子町)の叡福寺に墓地を造営する際、奈良の法隆寺から持ち帰った里芋であるという伝説がある。石川早生の名前の由来は、大和川の源流のひとつである、石川の流域にあった南河内郡の石川村(現南河南町)が、この里芋の原産地とされることによる。
現在、南河内郡および泉州地区を合わせて約30haの栽培面積があり、『なにわ特産品』として共同出荷されている。 |
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蓮根れんこん(はす)(10月〜翌4月)
古来より仏教との関係の深い植物として知られ、『古事記』のなかもにれんこんが自生していいたことが窺える記述がある。わが国に自生していたれんこんは、鎌倉時代以降、中国からの食用種に置き換わっていった。
門真市大字北島で、地バスが付近の池に生えており、これを湿田で栽培するようになったのが始まりとされる。明治40年頃には天満の市場に出荷していたが、大正9年頃、石川県、岡山県から『加賀』と『備中』の2品種が導入され、またたく間に河内に広がった。
現在、都市化の影響により栽培が急速に減少、平成11年度の統計では門真市をあわせて約11haあり、『河内れんこん』として人気がある。 |
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吹田慈姑すいたくわい
くわいは、『大和本草』、『摂津郡談』、『五畿内産物図会』、『摂津名所図会』などにも紹介され、大阪名物番付にも関脇に挙げられていることからも、昔は珍重されていたことが窺える。明治維新まで吹田村・御料方の農家から毎年京都の禁裏へ名物の『吹田くわい』が献上されていた。
現在、一般での栽培は全く見当たらないが、吹田くわい保存会の人々によって大切に守られている。 |
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大阪しろなおおさかしろな
大阪しろなは、山東菜と体菜または白菜と体菜の交雑によって出来た品種ではないかとされている。栽培は徳川時代に遡るといわれるが、明治初年頃すでに天神橋や天満橋付近で盛んに栽培されていたと言われ、明示の終わり頃から東淀川、城東、住吉の各方面に栽培が広がっていった。
大阪しろなは大阪の代表的な菜類で、夏場の野菜料理には欠かせない品種であり、現在も大阪市周辺の畑で栽培が多く、しゅんぎく、みつば、ほうれんそうなどと輸作され、都市農業の重要な品目となっている。 |
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三島独活うど(2月〜3月)
独活は我が国原産の野菜のひとつである。大阪の茨木市で天保年間より栽培が始まったとされていたが、寛政11年(1799)の淀川筋下り荷物小廻貸定に船で天満の市場に運んだ記述があり、独活の生産そのものについては、さらに時代が遡るのではないかと考えられる。
現在、茨木市太田および千堤寺地区で、数戸の農家が栽培に取り組んでおり、『三島独活』として出荷されている。
(入荷量が不安定な商品のため、ない場合がございます。ご了承ください。) |
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源八もの(芽じそ)
大阪市北区源八橋付近を発祥とする芽じそ。大阪では芽物のことを「源八もの」という。つまものとしての紅たで、青じそ、芽じそ、穂じそ、大葉、カイワレダイコンなどがあり、市場で言うところの促成物の野菜のことを指す。2農家が、高層ビルの谷間の農地」を使い生産している。 |